コロナの感染拡大が止まらないねー。
投函されたチラシや新聞から、感染拡大ってあるのかな?
Twitterを見ると、投函されたチラシや新聞からのコロナ感染を心配する声がちらほら見受けられます。私が担当しているエリアでは、あるマンションが「コロナ感染拡大防止のため、ポスティング禁止」という張り紙を出していました。こうしたものを見ると、少し心が痛くなります。
実際は、ポスティングされたチラシからコロナ感染するのでしょうか?私自身気になりましたので、今更ながら調べてみました。
チラシや新聞からのコロナ感染に関連する情報
厚生省の見解
「手紙や荷物などにより感染しますか?」という問いに対する厚生省の答えは次の通りです。
現在のところ、物品との接触から人が新型コロナウイルスに感染したという報告はありません。WHOも、一般的にコロナウイルスは、手紙や荷物のような物での表面では長時間生き残ることができないとしています。
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
「手紙や物のような物の表面では長時間生き残ることができない」とありますので、ポスティングしたチラシからのコロナ感染リスクは低いことを読み取ることができます。
WHOの報道
厚生省見解の大本となるWHOが発信している情報を見ていきます。
英語では読めないので、参考になりそうな記事を探していると…NHKは「新型ウイルスの誤情報やうわさ WHOが新サイトで『回答』」として、WHOサイトが作成した「新型コロナウイルスに関する間違った情報や根拠のないうわさ10項目」について回答したサイトを引用・報道しています。
ポスティングに関連する内容は、次の通り。
▽中国から手紙や小包を受け取ることは安全ですか?
はい、安全です。中国から荷物を受け取った人は、新型のコロナウイルスに感染するリスクはありません。これまでの分析から、新型コロナウイルスは手紙や荷物など物の上では長く生き残らないことがわかっています。
新型ウイルスの誤情報やうわさ WHOが新サイトで「回答」 | NHKニュース
こちらでも、紙であるチラシからの感染リスクは低いことがわかります。
結論:ポスティングによるチラシからの感染リスクは低い
公的機関の公式見解は、
- 手紙・荷物からの感染リスクは低い
- なぜなら、手紙・荷物の上でコロナウイルスは長時間生き残ることができないから
ということだと思います。ただ、気になるのは「長時間」とはどれくらいなのか?ということです。
コロナウイルスは紙の上でどれくらいの期間生きるのか?
物の表面についた新型コロナウイルスはどれくらいの期間残存するのでしょうか?2020年4月11日に朝日新聞が報道した記事によると、残存がほぼ確認できなくなるまでの時間は素材によって異なりました。
素材によって残存期間が異なりますが、ツルツルした材質の方がウイルスの残存期間が長くなるようです。銅は殺菌効果があるのだとか。
基本は大丈夫なのだろうけど、ボール紙24時間という情報を見ると、少し心配になりますね。ただし、感染力のある24時間後に一気になくなるということではなく、だんだん減っていき最終的に最終的に確認されなくなるまでの時間だということです。
配達業者の見解は?
このような状況に対して、実際に手紙や新聞、荷物の配達を担っている業者の対応はどうなのでしょうか?
直接人と接触しないタイプの荷物のやりとりは増えましたが、手紙、新聞、荷物の配送自体がストップしているという話はききません。
日本新聞協会では、WHOや厚生省の見解を引用して「新聞紙からの新型コロナ感染リスクは極めて低いです!」と述べています。
郵便や新聞 感染リスクない? 荷物受け取りはリスク低い<教えて新型コロナ>
封筒・郵便物の受け取りで新型コロナウイルスに感染するのか? | 封筒印刷製作所コラム (naire-seisakusho.jp)
まとめ
チラシからコロナ感染するリスクがあるのでは?という声がいまだに上がっています。
可能性が0というわけではなく、心配になる気持は十分理解できます。しかし、特に紙によって感染が広がるという事例は確認されていないようです。調べるまで私も少し不安でしたが、適切な感染予防をしておけば問題ないという見解が多くみられるようです。過敏にならず、しっかりとファクトを確認していくことが大事。
感染力が強い新型コロナウィルスですが、こまめな手洗いやうがい、マスクの着用など基本的なことを守り予防に努めたいです。私たちもポスティンガーとして最大限コロナ感染に気を付けて日々お仕事しています。コロナウイルスに関する正しい情報・知識のもと発言・行動していきましょう!
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